はりまぜ屏風にある「道灌山吹の里」の絵のいわれを聞くと「これを知らぬとはお前は歌道に暗いな」といってご隠居が七重八重の歌を書いてくれた。
持って帰ったところへいい塩梅に雨が降り出し、友達が提灯を貸せといってきた。
「提灯じゃ具合がわるい、雨具を貸せといってくれ」「雨具はいい、傘をもってるから」「持っててもいいから、雨具を貸せといったら提灯をかしてやる」「ならば雨具を」というと七重八重の歌を差し出した。
「なんだこりゃ疱瘡のまじないか」「これを知らんとはお前も歌道に暗いな」「角が暗いから提灯を借りに来た」ごぞんじ落語の道灌である。
その山吹の里に山吹の枝を差し出したというかの紅皿の墓がある。

新宿六丁目、新宿文化センターの裏にある大聖院の駐車場の際である。
墓といっても青石の板碑で十三仏の種字のようだ。
役者などがよってたかって紅皿の墓に仕立てたものか。
守田かん弥の石柱がたっている。
この板碑の真ん中あたりに大きな凹みがある。
何の凹みだろうか。
焼夷弾でも破裂したものか。
このへんは芸能人の信仰が厚い所だ。
芸能人の卵がげん担ぎに叩いて破片を懐にしたものか。
ま、身を粉にして人を助けるのが神様だから、紅皿も神様になったに違いない。
山吹ひと枝でねぇ。
歌道に明るいといいことがあるもんだ。

持って帰ったところへいい塩梅に雨が降り出し、友達が提灯を貸せといってきた。
「提灯じゃ具合がわるい、雨具を貸せといってくれ」「雨具はいい、傘をもってるから」「持っててもいいから、雨具を貸せといったら提灯をかしてやる」「ならば雨具を」というと七重八重の歌を差し出した。
「なんだこりゃ疱瘡のまじないか」「これを知らんとはお前も歌道に暗いな」「角が暗いから提灯を借りに来た」ごぞんじ落語の道灌である。
その山吹の里に山吹の枝を差し出したというかの紅皿の墓がある。

新宿六丁目、新宿文化センターの裏にある大聖院の駐車場の際である。
墓といっても青石の板碑で十三仏の種字のようだ。
役者などがよってたかって紅皿の墓に仕立てたものか。
守田かん弥の石柱がたっている。
この板碑の真ん中あたりに大きな凹みがある。
何の凹みだろうか。
焼夷弾でも破裂したものか。
このへんは芸能人の信仰が厚い所だ。
芸能人の卵がげん担ぎに叩いて破片を懐にしたものか。
ま、身を粉にして人を助けるのが神様だから、紅皿も神様になったに違いない。
山吹ひと枝でねぇ。
歌道に明るいといいことがあるもんだ。












